中殿筋の硬結部に置鍼し、臀部の硬結部に施鍼しているところ。
鍼は2寸5番。かなり深いところまで痛めている。この状態で、筋
力2~3程度で、膝を前に出すように動かしてもらう。筋肉は動く
が、足は動かない。強くない痛みを感じる程度でよい。それを数回
から10回くらい繰り返してもらってから抜鍼すると、その時点で
痛みは大幅に軽減している。置鍼しての自動運動は、すべての運動
筋の痛みに対して著効がある。痛みが十分に軽減されているか否か
は、自動運動が十分できる程度まで鍼を引いてから、本人に確認し
てもらうと良い。効果が不十分であれば、同じ処置を再度繰り返す。

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